年賀状のマナーとルール。親戚から目上の人まで相手に失礼のない書き方を解説 | 最短1時間の年賀状印刷 | カメラのキタムラ年賀状2022寅年
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年賀状にはさまざまなマナーとルールがあります。表面(宛名面)と裏面(文面)それぞれの正しい書き方やデザインの選び方、年賀状の投函に関する注意点などを解説します。

宛名に関するマナーとルール

宛名を書く際は相手の氏名、敬称、住所とそれぞれ気を遣うべきポイントがあります。黒字で、間違いがないよう丁寧に書きましょう。もし間違った場合は修正ペンを使ったり二重線をひいたりするのでなく、必ず書き直してください。

なお、書き損じた年賀はがきは郵便局に持って行けば、切手や普通郵便はがきに交換してくれます。交換には手数料が必要。年賀状1枚につき5円かかります。

住所は縦書きで読みやすいように配慮する

最近では宛名を横書きにする人も増えましたが、正式には縦書きがマナーです。親しい人の場合は横書きでも問題ありませんが、目上の方やビジネス上でお付き合いがある方には横書きで送りましょう。

住所は、郵便番号の右側2つの中心を目安に書き始めます。住所の1行目に都道府県名から番地を書き、建物名や部屋番は2行目に書くとスッキリと収まるでしょう。2行目は1行目の文頭より少し下げて書き始めると読みやすくなります。

当然、住所は正式名称で書くのが基本。建物名が分かっている時は省略せず、きちんと記載しましょう。番地の数字は漢数字で使います。ただし、親しい人への年賀状などで宛名を横書きとする場合は、アラビア数字で書きしょう。

敬称は個人名には「様」、会社名には「御中」を付ける

氏名には敬称をつけます。個人名の場合は「様」、会社や団体の場合は「御中」となります。医師や弁護士など、いわゆる“士業”の場合は「先生」でなく「様」を付けます。

会社や団体など組織に所属している場合は、必要に応じて相手の役職名や肩書きを記載します。その際、肩書きと敬称を並べてはいけません。会社名と部署名の両方に御中と記載すること、両方に敬称を付けることも誤りです。

敬称の正しい例

  • 北村一郎 様
  • キタムラ株式会社 御中
  • キタムラ株式会社 営業部 御中
  • キタムラ株式会社 営業部 部長 北村一郎 様

敬称の間違った例

  • 北村一郎 御中
  • キタムラ株式会社 様
  • キタムラ株式会社 御中 営業部 御中
  • キタムラ株式会社 営業部 北村一郎 部長様

氏名は年賀はがきの中央に大きめに書く

相手の氏名は住所や差出人の氏名より大きめに書いてください。年賀はがきの中央、郵便番号の前半3つの真ん中を目安に書き始めましょう。氏名の前に会社名などを書く場合、会社名などは少し右側に書き、表面の中央に氏名が来るようにすると良いでしょう。

ご家族やご夫婦など複数の方を連名とする場合は、それぞれの名前に敬称を付けてください。ご家族全員など、人数が多い場合は「○○家御一同様」としてもOKです。

宛名をプリンターで印刷しても問題なし

年賀状はプリンターで記載しても失礼に当たりません。かつては「プリンターで宛名を印刷すると失礼」という意見も一部でありましたが、昨今では手書きにこだわる必要はなくなりました。

もちろん、温かみや自分の気持ちを伝えるため、宛名を手書きで書くことは問題ありません。最近ではボールペンで書く人もいらっしゃいますが、ペンは線が太い毛筆や筆ペン、万年筆を使うのがマナーです。特に、目上に人にはボールペンは使用しないのが賢明です。

もし、親しい人に年賀状を送るなどでボールペンを使うなら“消せるボールペン”は避けること。場合によっては、こすれて見えにくくなる可能性があるからです。同様に水性ペンも、雨など水でにじんでしまうので使用しないようにしましょう。

差出人の氏名と住所は表面でも裏面でもOK

差出人の住所や氏名は表面に書いても、裏面にも書いても問題ありません。表面か裏面どちらかに記載しないようにしましょう。

差出人を表面に書くときは相手の宛名よりも小さい字で記載すること。縦書きの場合は、差出人の住所と氏名を切手の幅か、年賀はがき下部の郵便番号枠の幅に収まるように書きます。差出人の氏名は、住所よりも大きくしましょう。

新しく家族が増えたときは、子どもの名前に「ふりがな」を付けておくと親切です。引っ越しや転勤で住所が変わったときは、その旨を付け加えておくと丁寧な印象を与えることができるでしょう。

賀詞・添え書きに関するマナーとルール

年賀状には決まった書き方がありますが、あくまでも文章。相手のことを思いやり、言葉を選ぶことを忘れてはいけません。

時代とともにマナーやルールも変わっていきますが、今回ご説明するのは現代においても「良し」とされている書き方です。

守った方が無難だと思います。

賀詞は年賀状を送る相手に合わせる

賀詞は「新春」や「寿」など新年を祝う言葉。年賀状の冒頭に大きく書きます。賀詞には種類があり、相手に合わせて選びましょう。目上の方には「謹賀新年」「謹賀新春」など4文字賀詞を使うのが基本。「賀」「迎春」など1〜2文字の賀詞は、簡略化した表現なので目上の人に使うのは避けること。友人や同僚には使うことができます。

一方で、文章は目上と目下を問わず誰にでも使えます。ただし目上の人には「あけましておめでとうございます」といったシンプルな文よりも「謹んで新春のお慶びを申し上げます」といった敬意のこもった表現を選んだ方がベター。親しい人には「あけましておめでとう」など、カジュアルな言い回しや英文でも問題ありません。

なお賀詞は重複してはいけません。例えば「新年あけましておめでとうございます」は賀詞を2つ使用しているのでNGです。必ず賀詞は1つとするよう、気をつけましょう。

4文字の賀詞謹賀新年(=新年のお慶びを申し上げます)
謹賀新春(=新春のお慶びを申し上げます)
恭賀新年(=恭しく新年のお慶びを申し上げます)
新春万福(=新しい年に幸福の多いことをお祈りいたします)
迎春万歳(=新年を迎えお慶び申し上げます)
2文字の賀詞賀正(=正月を祝う)
迎春(=初春を迎える)
初春(=新年)
寿正(=正月を寿ぐ)
初春(=春の初め)
1文字の賀詞福(=幸せ)
慶(=よろこぶ)
賀(=祝う)
春(=新年)
吉(=めでたい)
文章の賀詞あけましておめでとうございます
新年おめでとうございます
新春のお慶びを申し上げます
謹んで初春のお慶びを申し上げます
初春のお慶びを申し上げます

添え書きは「お礼」「お願い」「お祈り」などで構成する

賀詞の後に続く文章にはルールがあります。まず「添え書き」(挨拶文)は賀詞よりも小さい文字で書くこと。添え書きは構成要素が決まっており、「お礼・近況報告」「お祈り」「お願い・抱負」などを盛り込まれます。各要素の順番は決まっていませんが、最後は「日時」を締めに書きます。

(1)お礼・近況報告

「昨年中はお世話になりました」など日頃の感謝を書きます。あるいは「元気に過ごしております」など近況を簡潔に報告します。

(2)お祈り

「ご健康とご多幸をお祈り申し上げます」と健康や幸福、あるいは「益々の活躍をお祈り申し上げます」と活躍や繁栄を祈ります。

(3)お願い・抱負

「本年もよろしくお願いします」と付き合いを請うたり、「ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます」と指導を願う気持ちを伝えたりします。「精進して参ります」など抱負や想いを記載します。

(4)日時

「令和4年元旦」と新年の日時を記載。和暦でも西暦でも問題ありません。元旦に年賀状が届かないようなら「正月」や「一月」と書きます。

句読点と忌み言葉を使わない

縁起の悪い「忌み言葉」を避けてください。例えば「失う」「倒れる」「衰える」「破れる」「失う」など不吉な出来事を思わせる言葉はタブーです。

さらに「去年」のように一見すると問題なさそうな言葉でも「去」に「別れる」「離れる」などの意味があるため、使ってはいけません。年賀状では「旧年」「昨年」を使いましょう。

「。」や「、」といった句読点もNG。句読点は近代になってから普及したもので、年賀状や賞状など“正式な文書”では失礼とされています。また、句読点は「区切り」をつけるため、お祝い事では避けるのが通例です。読みやすくしたいときは、改行したり、スペースを空けたりするなど工夫しましょう。

相手を考慮して写真やデザインは選ぶ

写真やデザインに関しては厳密なマナーはありません。ただし、モラルとして送る相手を考慮する必要はあります。

例えば、子どもの写真を使った不妊で悩んでいる方に送るのは「デリカーがない人」と思われるかもしれません。クスッと笑えるユニークな写真もビジネス上でお付き合いをしている人には不真面目な印象を与える恐れがあります。

目上の方や公的な付き合いの方には基本的には写真入りでなく、干支や縁起物のイラストを用いた年賀状がベターです。もちろん、親しい人にならプライベートな写真を使った方が喜ばれることもあります。相手との関係性を見極め、適切な写真やデザインを選ぶようにしましょう。

一言メッセージを添えるのも効果的

より気持ちを伝えたいなら、基本的な添え書きに加えて一言添えると良いでしょう。直接、親愛の言葉を投げかけたり、共通の話題に触れたりすると好印象。相手を褒めたり、思い出を語ったりするのも有効だと思います。

メッセージは相手が楽しい気持ちになれる内容なら、基本的にはマナー違反に当たることはないはず。文面すべて印刷した年賀状でも、手書きで追記して問題ありません。もちろん、手書きの一言メッセージでも前述のルールは破らないようにしてください。

投函に関するマナーとルール

年賀状を送る際にも気をつけるべき点があります。元旦に届くように送るのが理想ですが、三が日までに届くように送れば十分以上です。最低でも「松の内」の1月7日(地域によっては15日)までに失礼には当たりません。

喪中は年賀状を送るのはNGですが、受け取ることは問題ありません。年賀状が届いた場合は「寒中見舞い」を松が明けた1月7日以降に送ってください。喪中である旨を伝え、連絡しそびれていたことを詫びましょう。

送ってない人から年賀状が届いたら返信する

自分が送ってない人から年賀状が届いたら、返礼するのがマナーです。もし1月7日までに届かないようなら寒中見舞いとして投函してください。年賀状のお礼と、遅れてしまったことを謝りましょう。

年賀はがき以外を使用する場合は朱書きする

郵便はがきや私製はがきを使用する場合、切手の下に「年賀」と朱書きしてください。書き忘れてしまうと通常の郵便物として扱われてしまいます。年賀状の受付期間に出したとしても年内に配送されてしまうので注意しましょう。

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年賀チームT

カメラのキタムラの年賀チームTです。年賀状は個人的にも一大行事。年末は忙しいですが、毎年楽しんで作っています。使う写真を見ながら「今年はこんなこともあったなぁ」と思い出すのが好きです!