年賀状の宛名を家族連名にする場合、なにか決まりがあるのでしょうか。夫婦や家族宛てに送りたいと思っても、いざ連名で宛名を書こうとすると、迷ってしまうことは多いですよね。そこで今回は、どういった基準で連名にすればよいのかの判断方法や、家族宛ての年賀状の書き方についてご紹介します。ぜひご覧ください。
目次
年賀状の宛名を家族宛てにする判断基準
年賀状の宛名を家族宛てにする時の判断基準についてご紹介します。そもそも連名にすべきか迷った際には、まず以下の3点に沿って考えてみましょう。
家族ぐるみの付き合いがあるなら連名で出す
家族や夫婦で面識がある場合は、宛名を連名にして年賀状1枚を送りましょう。特に、送り先が目上の人な場合は、夫婦連名で出す方が礼儀正しいと感じてもらえます。
今は家族ぐるみの付き合いがなくても、今後、予想される場合にも、連名で出しておくとよいでしょう。
相手家族の名前が分からないなら連名は避ける
年賀状を送る際に、相手の名前を間違えるのはもっとも避けるべきことです。もし、相手家族の名前の漢字まで正確に分からないのであれば、連名は避けるのが無難でしょう。その場合は、交流の深い1人に宛てて出すか、「御家族一同様」のように省略して出します。
相手家族が4人以上なら省略する
連名にする人数が多すぎると、名前がはがきに入りきらず、見た目が悪くなってしまいます。明確な上限の決まりがあるわけではありませんが、相手家族がだいたい4人以上になるようであれば、交流の深い1人に向けて出すか、「御家族一同様」のように省略した宛名で出しましょう。
また、子どもの名前のみ省略して夫婦宛に連名で出すのはマナー違反ではありません。関係性に応じて使い分けるとよいでしょう。
年賀状の宛名を家族宛てにする書き方
年賀状の宛名を、家族宛てにする書き方について、イラストとともにご紹介します。連名にする場合とまとめる場合に分けて解説するので、ぜひ参考にご覧ください。
相手家族を連名で書く場合
- 世帯主の名前を一番右(横書きの場合:上)にフルネームで書く
- 世帯主の左隣(横書きの場合:下)に配偶者、さらにその隣に子どもの名前のみを書く
- 全員に敬称をつける
名前の文字数が異なる場合は、名前部分が中央揃えになるよう調節しましょう。また、敬称である「様」の位置は全員揃えます。
はがき全体を見た時に宛名の名前部分が中心に来るよう、一人目は右(上)寄りで書き始めるとレイアウトが整います。
相手家族を省略して書く場合
- 世帯主の名前を一番右(横書きの場合:上)にフルネームで書く
- 世帯主の左隣(横書きの場合:下)に「ご家族」「ご家族一同」を書く
- 世帯主・ご家族ともに敬称をつける
「ご家族」「ご家族一同」は世帯主の名前部分の横に、中央揃えになるように書きましょう。敬称を省略名にもつける点がポイントです。「様」の位置は、全員分そろえます。また、世帯主も省略し「〇〇家御一同」とのみ記載する方法もあります。
年賀状の宛名を家族宛にする際のポイント
年賀状の宛名を家族宛てにする場合に知っておきたいポイントについて、ご紹介します。相手との関係性や相手家族の特徴によって注意したい点は変化するので、当てはまるものをご確認ください。
目上の人の家族に宛てる場合
はがきの構造上、連名での宛名は、横書きの方が書きやすくなっています。しかし、目上の人への年賀状は縦書きで書くのがマナーです。注意しましょう。
また、相手の配偶者の名前が分からない場合は、「令夫人」「御奥様」や「御主人」を使用することができます。
女友だちの家族に宛てる場合
特に親しくしている相手が夫婦の奥さん(女性)側な場合であっても、ご主人(世帯主)と顔見知りであれば世帯主をメインに宛名を書きます。もし、世帯主に面識がなければ、女友だち個人に宛ててOKです。女友だち自身が世帯主の場合は、その方をメインに書きましょう。
子どもがいる家族に宛てる場合
相手家族の子どもがまだ幼い場合は、敬称は「くん」「ちゃん」でも構いません。ママ友・パパ友など、子どもを通しての知り合いで、相手の配偶者について詳しく知らない場合には、二人のみに宛てて書いてもOKです。
子どもの敬称を「様」に切り替えるタイミングとしては、小学校高学年くらいからが適当でしょう。
家族宛の年賀状の書き方を理解して、爽やかに新年の挨拶をしましょう
家族宛てに出す年賀状の宛名についてご紹介しました。適切な宛名の書き方は、相手の状況や関係性によって変化します。守るべき部分をしっかりと理解し、柔軟に使い分けるのがおすすめです。相手の読みやすさ、受け取った際の気持ちを考えて、最適な書き方を選びましょう。
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