書く時になって何かと迷いがちな年賀状の宛名面。そこで今回は、宛名の書き方に関する基本マナーや詳しい書き方についてご紹介します。連名にする際の書き方も合わせてイラスト付きでご紹介するので、ぜひ参考にご覧ください。
目次
年賀状の宛名面で気をつけたい基本マナー
まずは年賀状の宛名面を書く際に知っておきたい、基本的な3つのマナーについてご紹介します。
宛名は基本的に縦書きで書く
年賀はがきは基本的に縦書きで書くように作られています。最近では横書きで宛名を書くことも増えていますが、マナーを重んじる人は失礼だと感じる可能性も。目上の人やビジネス関係の人への年賀状では、必ず縦書きで宛名を書きましょう。横書きで宛名を書いてもよいのは、基本的に友人や親族などの親しい間柄のみと考えておくとよいでしょう。
名前の漢字や敬称を間違えない
せっかく新年のご挨拶に年賀状を送っても、名前や敬称が間違っていては相手に嫌な印象を与えてしまいます。単純な変換ミスや書き間違いがないよう、丁寧にはっきりと書くことが大切。いい加減な年賀状を出せば、事務的な、相手への気持ちがこもっていない年賀状だとも思われかねません。最大限の注意を払って、出す前に宛名をよく確認しましょう。
書き損じたら新しいはがきに書き直す
手書きで宛名を書く場合、書き損じても修正ペンでの修正や取り消し線は使用しないようにしましょう。二重線を引いて書き直す、修正ペンやテープを使って直すことは、マナー違反です。ちょっとした間違いであっても、必ず新しいはがきに書き直しましょう。
なお、書き損じた年賀はがきは、郵便局に持参すれば、手数料を負担するだけで新しいはがきと交換することができます。
【年賀状の宛名面の書き方➀】住所
はがきの右端と郵便番号欄からそれぞれ1文字分ほどあけた場所から書き始めましょう。通常、都道府県名。を省略しても郵便は届きますが、新年のあいさつの場での形としてはふさわしくありません。マナー違反となるので省略せずに書きましょう。また、マンションなどの建物名も省略せずに書くことが大切です。
住所はできるだけ2行以内におさめ、改行する場合には建物名などキリが良い箇所で行うとレイアウトが整います。2行目の頭は1行目より一文字分下げて書き、番地や部屋番号の数字は漢数字を使って書きましょう。
【年賀状の宛名面の書き方②】氏名・敬称
氏名は、はがき中央に住所よりも大きな文字で書きます。敬称は個人宛てならば、基本的には「様」を使いますが、団体宛てであれば「御中」を使いましょう。相手が学校などの先生であれば「先生」でもかまいません。また、親戚など小さな子供へ送る場合には、親しみを込めて普段使用している「くん」や「ちゃん」を使ってもOKです。自分の名前がはがきに書かれていることで喜ぶ子どもも多いため、親しい間柄であれば名前を記載するとよいでしょう。
宛名を連名にする際の書き方
世帯主のみ名字と名前を記載し、その他の方は名前だけを書きます。それぞれ名前の文字数が異なる場合は、頭とおしりの部分が揃うようにバランスを調節しましょう。敬称は一人ひとりにつけるのがマナーです。
4人以上の家族の場合には、世帯主以外の方を「ご家族様」とまとめて記載してもかまいません。見た目がすっきりし、宛名面が美しく見えます。
ただし、ビジネス関係の相手は基本的に連名にせず、一人ひとりまたは、部署ごとに送りましょう。同じ会社に複数人お世話になっている人がいる場合は、それぞれ個別に年賀状を送るのがマナーです。総務部などでの仕分け作業のことを考え、相手に年賀状と気持ちが届くように書くとよいでしょう。
【年賀状の宛名面の書き方③】差出人の住所・氏名
差出人の住所と氏名は、相手に敬意を表して全体的に宛先の住所・氏名よりも小さな文字で書きます。通常はがきであれば切手を貼る部分の幅に収まるように書くと、全体のバランスがよいでしょう。
また、裏面に差出人の記載がある場合には、表面の差出人住所と氏名は省略してもかまいません。
書き方やマナーを知り、失礼のない年賀状を送りましょう
年賀状の基本マナーや宛名の書き方についてご紹介してきました。新年のご挨拶としてせっかく準備に時間をかけて送っても、マナーに反していれば、相手に不快な思いをさせてしまう恐れがあります。基本の書き方をマスターして、相手に失礼のないよう年賀状を送りましょう。
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