年賀状の表面には切手がすでに印刷されているため、年賀状用の切手を新たに購入する必要はありません。しかし、私製はがきを年賀状として使用するには「年賀郵便切手」を貼る必要があります。このコラムでは、私製はがきを年賀状にする詳しい方法や注意点・年賀郵便切手の料金や購入方法などをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
年賀郵便切手を使えば私製はがきを年賀状にできる!
11月に入り、年賀状シーズンがスタートすると、郵便局では年賀状と合わせて年賀郵便切手の販売も開始されます。この年賀郵便切手は、私製はがきで年賀状を出す際に使えるものです。そもそも私製はがきとは、どんな形状のはがきを指すものなのかご存じない方も多いでしょう。まずは郵便局の年賀はがきと私製はがきの違いについてご紹介します。
郵便局の年賀はがきと私製はがきの違い
「年賀はがき」は、日本郵便が発行する年賀状に用いるためのはがきです。最初から切手とお年玉くじの抽選番号が印字されています。
一方、「私製はがき」は、民間の会社や個人が作成したはがきで、切手が印刷されていません。切手を貼ることで郵送が可能になります。
年賀郵便切手の特徴
※2024年10月1日(火)から、はがきの郵便料金が63円から85円に変わります。
年賀郵便切手は、毎年10月末から11月初頭にかけて郵便局で販売が開始されます。
前述の通り、84円と63円、それぞれ額面どおりの金額で販売されている切手と、3円の寄付金を含んだ切手の計4種類です。
年賀郵便切手はいくら?
2024年の年賀郵便切手は、2023年11月1日(水)から全国の郵便局などで購入できます。年賀63円郵便切手のみ2024年9月30日(月)まで販売されますが、それ以外の年賀郵便切手は、2024年1月10日(水)までの販売です。
84円郵便切手
シール構成:1シート10枚
価格:840円
タイプ:のり式
63円郵便切手
シール構成:1シート50枚
価格:3,150円
タイプ:シール式
寄付金付お年玉付年賀84円郵便切手
シール構成:1シート20枚
価格:1.740円
タイプ:のり式
寄付金付お年玉付年賀63円郵便切手
シール構成:1シート20枚
価格:1,320円
タイプ:のり式
年賀郵便切手はコンビニでも買える?
年賀郵便切手は、各地の郵便局や郵便局のネットショップで購入するのが確実です。年賀郵便切手を買えるコンビニもありますが、店舗によっては販売していないこともあります。ただし、ネットショップで購入する場合は、シート単位での販売になります。少数のみ欲しい場合は、郵便局で購入しましょう。
年賀郵便切手の絵柄
年賀郵便切手には、毎年その年の干支の絵柄が採用されています。2024年分には、4種類それぞれ異なる辰の絵柄が描かれています。
・84円郵便切手(のり式)・63円郵便切手(シール式)
絵柄には、川崎巨泉が描いた郷土玩具の絵から、干支の「辰」に因んだものが採用されています。
・寄付金付お年玉付年賀郵便切手
辰と雲を組み合わせた、新年のお祝いにふさわしい豪華なデザインになっています。
私製はがきで年賀状を出す際の注意点
私製はがきを使った年賀状は、個性を出したい時や親しい人に送る場合に向いています。ただし、私製はがきの年賀状を送る際にはいくつかの注意点も。先方に迷惑をかけることがないよう、あらかじめ確認しておきましょう。
切手を貼る
前述したように、私製はがきは、切手を貼らなければ郵送することができません。「当たり前のこと」と思っていても、うっかり貼り忘れてしまったり、年賀はがきを何枚か重ねてしまい、切手を貼っていないはがきを見落としてしまったりすることもあり得ます。
私製はがきを使う際には、はがきの枚数と切手の枚数を正確に把握した上で、貼り漏らしがないよう、十分確認しましょう。
年賀状のサイズに合わせる
私製はがきは、自分で自由に作れますが、年賀状のサイズに合わせて作成するのがおすすめです。年賀状として送れるサイズは下記の通りです。
・長さ 14〜15.4cm ・幅 9〜10.7cm ・重さ 2〜6g ・厚さ 郵便はがきと同等以上 |
上記以外のサイズでも、郵便料金が合っていれば送ることは可能です。しかし、サイズが違うはがきを送ると、例えば、先方がはがきサイズの収納ケースで年賀状を管理している場合、迷惑になってしまう可能性があります。
なお、縦横だけでなく、厚みや重さにも注意してください。木やアクリル板といった特殊な素材を使ったはがきを送る場合は、郵便料金が通常とは異なる可能性が高いです。少しでも不安に思ったら、郵便局の窓口で確認しましょう。
▼併せてご覧ください
年賀状はコンビニやネットでも買える!購入する際の注意点とは?
朱書きをする
郵便局で販売されている年賀はがきには、切手部分の下に「年賀」という朱書きがあります。投函されたはがきを年賀状として元日に届けるのか、平常通りすぐに配達するのかを判別するために確認されるのが、年賀状の朱書きです。朱書きがないと年内に先方へ年賀状が届いてしまう可能性があります。年賀状に私製はがきを使う場合は、忘れずに朱書きを記載しましょう。
朱書きには難しいルールなどはありません。切手の下などの目立つ場所に朱色で「年賀」と明記してあれば大丈夫です。書き方も手書きと印刷どちらでもいいので、ご自身に合う方法を選んでください。
「郵送はがき」と記載する
私製はがきを自作する際には、宛名面上部に「郵便はがき」あるいは「POST CARD」と記載する必要があります。この表記がないと、「手紙」(第一種郵便物)扱いとなり、郵便料金が高くなってしまいます。文字の大きさやフォントに規定はありませんが、郵便局のスタッフにしっかり伝わるように書きましょう。
余った年賀郵便切手の活用方法!交換はできる?
余ってしまった年賀郵便切手は、住所不備などで戻ってきた年賀状を送り直す際に使えます。また、年賀郵便切手は、通常のはがきに貼る切手としても使用可能です。ただし、この場合は「年賀」の部分を二重線で消して投函する必要があります。消さないで出してしまうと、来年の元日に到着してしまうので注意してください。
年賀郵便切手が、年賀状を送る時期を過ぎても余っている場合は、郵便局に持っていきましょう。1枚5円の手数料はかかりますが通常の切手と交換してもらえます。いつまでに交換するという期限は特に設けられていません。通常切手への交換手数料が気になる方は、応募用はがき等に貼る切手として使うのがいいでしょう。
年賀状は私製はがきに切手を貼っても送れる!
年賀状は、郵便局で販売されている通常の年賀はがきのほか、私製はがきに年賀郵便切手を貼って送ることもできます。どちらでも問題はありませんから、好みに合わせて選んでください。
ただし、私製はがきを利用する際には、今回ご説明したような注意点をよく覚えておかなければなりません。また、先方にお年玉くじを楽しんでもらうためには、寄付金付お年玉付年賀郵便切手を選ぶのがおすすめです。自分にとっても送り先の方にとっても、心躍る魅力的な年賀状を作りましょう。
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