年賀状じまいはいつ出す?失礼にならないタイミングや相手別の文例も解説! | カメラのキタムラ年賀状2025巳年
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年賀状じまいはいつ出す?失礼にならないタイミングや相手別の文例も解説!

「年賀状じまいのはがきはいつ出せばよい?」と疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、年賀状じまいを出す理想的な時期や、失礼にあたらない伝え方や文例を詳しく紹介します。年賀状じまいの後も、相手との良い関係性を維持するために、基本的なマナーについて見ていきましょう。

目次

年賀状じまいはいつ出す?「相手が年賀状を準備する前」が基本

年賀状じまいはいつ出す?「相手が年賀状を準備する前」が基本
年賀状じまいは12月初旬までに知らせるのがマナー

12月初旬までに年賀状じまいを知らせることで、相手が自分のために年賀状の準備を始めることを防げます。相手に無駄な労力をかけることなく新年の挨拶を計画できるため、配慮が伝わり良好な関係を維持できます。

年賀状じまいの方法としては、普通の年賀状を作成したうえで、最後に年賀状をやめる一文を付け足すのが基本です。たとえば、「来年からは年賀状を辞退させていただきます」といった文を添えることで、丁寧に意思を伝えられます。

相手の立場に立って考え、適切なタイミングで年賀状じまいを行うことで、互いに気持ちよく新年を迎えられるでしょう。

【メールや電話の場合】年賀状じまいはいつ出す?

メールや電話で年賀状じまいを伝える場合も、11月から12月初旬が適切なタイミングです。相手がまだ年賀状の準備を始めていない可能性が高いため、無駄な労力を使わせずに済みます。

また、年末の繁忙期を避けることで、相手の負担にならないよう配慮できます。

ただし、メールや電話での年賀状じまいは、普段からそういったコミュニケーション手段でのやりとりが多い相手に限定するのが望ましいでしょう。親しい関係性でない場合、突然のメールや電話は唐突に感じられる可能性があります。

相手との関係性や普段のコミュニケーション方法を考慮しつつ、早めに丁寧に伝えることが大切です。

年賀状じまいは節目となるタイミングで出すのがおすすめ

年賀状じまいを決意するのに適したタイミングはいつでしょうか?年賀状じまいを出すのにおすすめの、節目となるタイミングについて紹介します。

家族構成が変わったとき
会社を退職するとき
自身の祝いの年

家族構成が変わったとき

家族構成が変わったときは、年賀状じまいを出すのに適したタイミングの1つです。子どもの成長を年賀状で伝えている親戚に対しては、家族構成の変化は重要な節目となります。

たとえば、子どもが独立したり、結婚して引っ越したりする際は、年賀状じまいを考えるのによい機会です。家族の新しい章の始まりを示すと同時に、長年続けてきた年賀状のやりとりを締めくくるのにふさわしいタイミングとなります。

節目に年賀状じまいを出すことで、家族の変化を伝えつつ、これまでの感謝の気持ちを込めて丁寧に挨拶できます。

会社を退職するとき

会社を退職するときも、年賀状じまいを出すのに適したタイミングの1つです。とくに、ビジネス関係で年賀状をやりとりしていた相手には、退職の機会を利用するのがよいでしょう。

転職や定年などの理由で会社を離れる際、これまでの仕事上の関係に一区切りをつけることになります。この節目に年賀状じまいを出すことで、長年のお付き合いへの感謝を伝えつつ、今後の関係性の変化を自然に告げられます。

自身の祝いの年

自身の祝いの年も、年賀状じまいを出すのに適したタイミングの1つです。還暦(60歳)、古希(70歳)、喜寿(77歳)といった節目の年齢に達したときは、年齢を理由に年賀状じまいをするのによい機会となります。

祝いの年は人生の大きな節目であり、新たな人生の章を始めるのにふさわしい時期です。
節目の年齢を迎えたことを伝えることで、相手の理解も得やすくなるでしょう。

年齢を重ねることによる体力面での考慮も、年賀状じまいの理由として受け入れられやすいです。

年賀状じまいは年賀状で知らせるとは限らない!他の方法は?

年賀状じまいは年賀状で知らせるとは限らない!他の方法は?
年賀状で知らせる
暑中見舞いで知らせる
寒中見舞いで知らせる
単独で知らせる

年賀状じまいを知らせる方法には、年賀状以外にもいくつか考えられます。では、年賀状じまいを伝える4つの適切な方法について見ていきましょう。

年賀状で知らせる

年賀状で年賀状じまいを伝えるのは、最も一般的で自然な方法です。通常の新年の挨拶に加えて、今年をもって年賀状の交換を終了する旨を伝えます。

年賀状じまいを年賀状で知らせる利点は、相手が自然に受け入れやすいことです。年末年始の挨拶の文脈中で伝えることで、唐突さを避けられます。また、手元に残る形で伝えられるため、相手も後から確認しやすいでしょう。

年賀状で伝える方法は、長年年賀状をやりとりしてきた相手に伝える場合に適切です。

暑中見舞いで出す

暑中見舞いで年賀状じまいを伝えるのも、年賀状の交換終了を告げる1つの方法です。夏の挨拶の一環として暑さを気遣うメッセージを主体とし、年賀状じまいの意向を自然に添えましょう。

暑中見舞いを利用することで、年末年始の慌ただしい時期を避け、相手にとっても負担の少ない形で伝えられます。季節の挨拶と共に伝えることで、唐突さを和らげ、より穏やかな印象を与えられるでしょう。

暑中見舞いで伝える方法は、年賀状以外でコミュニケーションを取っている相手にも適しています。

寒中見舞いで出す

寒中見舞いを利用して年賀状じまいを伝えるのも、選択肢の1つです。寒中見舞いは通常、年賀状を出し忘れた人や喪中の人が送るものですが、年賀状じまいを伝える場としても適しています。

利点は、新年の挨拶とは別のタイミングで伝えられることです。年末年始の慌ただしい時期を避けられるため、相手も落ち着いた状況で受け取れます。

寒中見舞いによって年賀状じまいを伝えることで、丁寧さを保ちつつ、スムーズに意思が伝わるでしょう。

寒中見舞いで年賀状じまいを伝える方法について詳しくはこちら

単独で出す

年賀状や季節の挨拶の時期を逃してしまった場合、単独で年賀状じまいを伝える方法があります。はがきや手紙、メール、電話などを使って、丁寧に年賀状じまいの意向を伝えましょう。

単独で伝える利点は、これまでの感謝の気持ちと今後の連絡方法について説明できることです。時期に縛られないため、じっくりと言葉を選び、相手への配慮を示すことができます。

ただし、相手に唐突な印象を与えないよう、冒頭で連絡の目的を明確に伝え、丁寧な文面や話し方を心がけることが大切です。

年賀状じまいを書くときに気をつけたい4つのポイント

辞退することをはっきりと伝える
理由を一言で書く
みんなに年賀状じまいを出していることを伝える
これまでのお付き合いに感謝を述べる

年賀状じまいを書く際には、どのような点に気をつければよいでしょうか?相手に失礼にならないために、年賀状じまいを書くときに注意すべきポイントを確認していきましょう。

辞退することをはっきりと伝える

年賀状じまいの際には、辞退の意思をはっきりと伝えることが重要です。曖昧な表現は避け、相手に誤解を与えないよう配慮しましょう。

たとえば、「これをもちまして年賀状のやりとりを終了させていただきます」といった具体的な文言を使用することが必要です。

理由を一言で書く

年賀状じまいの理由は、簡潔かつ明確に伝えることが重要です。理由を一言で表現しつつ、相手に誤解を与えないよう配慮する必要があります。

たとえば、「退職に伴い」「定年を機に」といったライフスタイルの変化や、「SNSでのご挨拶に変更させていただきます」など、具体的な理由を述べるのがよいでしょう。

なお、ネガティブに捉えられかねない理由を書くのは避けなければいけません。前向きな表現や中立的な言葉を選ぶことで、相手との関係性を損なわないようにしましょう。

みんなに年賀状じまいを出していることを伝える

年賀状じまいを行う際は、特定の相手だけでなく全ての方に対して実施していることを伝えるのが重要です。みんなに対して年賀状じまいをすると伝えることで、個人的な関係性の変化ではないと相手に理解してもらい、円滑に年賀状じまいできます。

たとえば、「来年から皆様に対して年賀状を控えさせていただくことにしました」といった表現を使うのがよいでしょう。「皆様」や「どなた様」などの言葉を使用することで、全ての方に向けて年賀状じまいとすることを伝えられます。

これまでのお付き合いに感謝を述べる

年賀状じまいを伝える際には、これまでのお付き合いに対する感謝の気持ちを忘れずに表現しましょう。長年の交流に対する敬意を示すことで、相手との関係性を大切にする姿勢が伝わります。

たとえば、「これまでの温かいご挨拶を心より感謝申し上げます」といった表現が効果的です。

年賀状のやりとりは終了しても、相手に対する感謝の気持ちは変わらないことを伝えましょう。

【出す相手別】年賀状じまいの文例

【出す相手別】年賀状じまいの文例
友人に年賀状じまいを送る時の文例
親戚に年賀状じまいを送るときの文例
ビジネスの相手に年賀状じまいを送るときの文例

年賀状じまいの文例は相手によってどのように変えるのがよいのでしょうか。ここでは、出す相手別の年賀状じまいの文例について紹介します。

友人に年賀状じまいを送る時の文例

友人への年賀状じまいでは、関係性を尊重しつつ丁寧に意図を伝えることが重要です。

たとえば、「長年の年賀状交換ありがとう。今年を最後に年賀状は控えさせてもらいますが、これからもSNSで近況報告していきたいです。」といった文面が適しています。

感謝の気持ちを表しながら、今後の交流方法を提案することで、友情を継続させたい気持ちを示せます。相手の気持ちに配慮しつつ、率直に伝えることが大切です。

【文例1】

新春の候 ご健勝のこととお慶び申し上げます

さて 長年にわたり年賀状のやりとりをさせていただき 誠にありがとうございました
この度 諸事情により今年を最後に年賀状の送付を控えさせていただくことになりました

今後はSNSやメールによって近況報告をさせていただきたく存じます
これからも変わらぬお付き合いのほど よろしくお願い申し上げます

【文例2】

謹んで新春のお慶びを申し上げます

旧年中は大変お世話になり ありがとうございました

長年続けてきた年賀状のやりとりですが 今年を最後に控えさせていただくことにいたしました
これまでの温かいお付き合いに心より感謝申し上げます

今後はLINEやFacebookによって近況をお伝えできればと思います

変わらぬ友情を大切にしていきたいと思いますので どうぞよろしくお願いいたします

親戚に年賀状じまいを送るときの文例

親戚に年賀状じまいを送る際は、フォーマルな文面を心がけましょう。敬語を適切に使用し、丁寧な言葉遣いで気持ちを伝えます。

また、年賀状じまいの理由を簡潔に説明し、今後の関係性についても触れるとよいでしょう。電話やSNSでの交流継続を提案するなど、配慮ある文面を心がけてください。

【文例1】


謹んで新春のお慶びを申し上げます
旧年中は格別のご厚情を賜り 誠にありがとうございました 

さて 誠に勝手ながら 諸事情により今年を最後に年賀状の送付を控えさせていただくことになりました
長年にわたるご交誼に心より感謝申し上げます

今後は電話やSNSにてご連絡させていただきたく存じます
引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます

【文例2】


謹んで新年のお慶びを申し上げます
平素より格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます

さて 誠に恐縮ではございますが この度 家族で相談の結果 今年を最後に年賀状の送付を控えさせていただくことといたしました
長きにわたるご厚情に心より感謝申し上げます

今後は電話やメールにて近況をお伝えさせていただきたく存じます
変わらぬご交誼を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます

ビジネスの相手に年賀状じまいを送るときの文例

ビジネスの相手への年賀状じまいは、丁寧さと配慮が欠かせません。ビジネス関係を円滑に保つためにも、慎重な言葉選びが重要です。

相手の立場や関係性を考慮し、感謝の気持ちと今後の関係継続への希望を込めた言葉を選びましょう。

【文例1】


新春の候 貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます
平素は格別のお引き立てを賜り 厚く御礼申し上げます

さて 誠に恐縮ではございますが 来年より年賀状の送付を控えさせていただくことといたしました
長年のご厚誼に深く感謝申し上げますとともに 何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます

本年も社員一同 精進して参る所存でございますので 今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます

末筆ながら 貴社の益々のご発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます

【文例2】


厳寒の候 貴社におかれましてはますますご隆盛のこととお喜び申し上げます
平素は格別のご高配を賜り 心より感謝申し上げます

さて このたび弊社では 環境への配慮と業務効率化の観点から 来年より年賀状の送付を見合わせることとなりました
長きにわたるご厚情に深謝申し上げますとともに 何卒ご理解を賜りたくお願い申し上げます

本年も社員一同 更なる努力を重ね 皆様のご期待に沿えるよう邁進する所存でございます

今後とも変わらぬお引き立てを賜りますよう 謹んでお願い申し上げます
末筆ながら 貴社の更なるご発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます

年代別に、もっと詳しい年賀状じまいの文例を見たい方はこちら

年賀状じまいを出したあとの新しいコミュニケーションの取り方

年賀状じまいを出したあとの新しいコミュニケーションの取り方

年賀状じまいの後、新しいコミュニケーションの方法を取ることが、相手と良い関係を続けるために大切です。ここでは、年賀状じまいを出したあとのコミュニケーション方法について紹介します。

メールやSNSを活用する

年賀状じまいを出した後の適切なコミュニケーション手段として、メールやSNSの活用が挙げられます。

メールはフォーマルな印象を与えられるため、ビジネスの相手との連絡に適しています。

SNSは、より日常的で気軽なやりとりに向いているツールです。FacebookやInstagram、LINEなどのプラットフォームを利用することで、日々の出来事や近況を簡単に共有できます。

各ツールを上手く使い分けることで、年賀状じまい後も相手との関係を維持できます。仕事関連の連絡はメールで、プライベートな話題はSNSで、というように上手に使い分けましょう。

年賀状を再び出すのもマナー違反ではない

年賀状じまいを出した後に年賀状を再び出すことは、決してマナー違反ではありません。相手とのつながりを大切にしたいという気持ちの表れといえます。

年賀状を再開する際は、素直な気持ちを伝えることが重要です。たとえば、「昨年は年賀状を控えるとお伝えしましたが、やはりご挨拶を続けたいと思いました」といったメッセージを添えるとよいでしょう。

再開の理由を説明することで、相手の理解を得やすくなります。「お会いする機会が減り、近況を知りたくなった」や「年賀状のない正月に寂しさを感じた」など、具体的な理由を述べることで、相手も共感しやすくなるでしょう。

大切なのは、相手との関係を大切にしたい気持ちを伝えることです。よりよい関係性を築くために、年賀状の再開も検討するのがよいでしょう。

「年賀状じまいはいつ出す?」に関してよくある質問

Q.12月初旬を過ぎてどうしても年賀状じまいを出したいときは?

A.12月初旬以降の年賀状じまいは、通常の年賀状に一文を添えるのが適切です。例えば「来年からは年賀状によるご挨拶を控えさせていただきます」と追加し、簡潔に理由を述べるとよいでしょう。

目上の方には丁寧な表現を心がけ、可能なら最後の一文を手書きにすると誠意が伝わります。

Q.年賀状じまいを出すより黙ってやめる方が自然なのでは?

A. 黙って年賀状をやめると、相手との関係性によっては悪い印象を与えかねません。年賀状じまいを事前に伝えるほうが、礼儀正しい行動とされています。

年賀状じまいを伝えることで、相手の年賀状を準備する手間を省けるため親切です。また、年賀状じまいは単に習慣を終わらせるだけでなく、相手との関係を大切にする姿勢を示す機会ともいえます。

Q.年賀状じまいを出したあと後悔しない?

A.年賀状じまいを出した後、後悔する人も少なくありません。後悔した場合、素直に気持ちを伝え、年賀状を再開するのもよいでしょう。

また、後悔しないために、年賀状以外のコミュニケーション方法を提案しておくのもおすすめです。年賀状以外でも、心のこもったやり取りを続けることで、後悔は薄れていくでしょう。

年賀状じまいを新たな関係性の始まりに

年賀状じまいは、人生の節目となるイベントです。12月初旬までに伝えるのが理想的ですが、それ以降に、暑中見舞いや寒中見舞いなどで伝える方法もあります。

年賀状じまいを伝えるときは、辞退の意思と感謝の気持ちを明確に伝えることが重要です。新しいコミュニケーション方法を提案し、関係を維持したいという気持ちも伝えられるとよいでしょう。年賀状じまいは、新しい関係性が作れる機会でもあります。

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カメラのキタムラの年賀チームです。みんなカメラ&写真好きなので今年も年賀状の写真選びに苦労しそうな予感…っ!お客さまに少しでも年賀状の良さを知ってもらうために企画やコラムをお届けします。

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