年賀状を書く際のマナーとして、挨拶文に句読点はNGです。正式な文章では「！」や「？」などの感嘆符も使わないようにします。なお、メールで新年の挨拶をする場合も同様です。この記事では、句読点をつけてしまった場合の対処法や基本的なマナーを紹介します。
目次
意外と知らない人も多い!?年賀状で句読点はNG理由
年賀状で句読点を使用するのはマナー違反となりますが、その理由については意外と知られていないようです。そこで本章では、年賀状で句読点を用いることがNGである理由を解説します。
句読点は子どもの為のものとして使われ始めたから
もともと日本には句読点は存在しませんでした。ただ、それでは読みにくい文章も多く、子供でも理解しやすいように、明治時代の頃から句読点が使われ始めました。
そのため、手紙などのような正式な文章に句読点をつけると、子供向けの文章という意味合いが込められてしまい、目上の方には失礼にあたります。年賀状も手紙であることから、現在でもこの慣習が残っており、年賀状での句読点の使用はNGとされているのです。
ただ、これは昔の慣習の名残であるため、句読点の使用が絶対にNGという訳ではなく、横書きの年賀状では句読点を用いる人も多く存在します。そのため、年賀状の書式や送る相手によって、臨機応変に対応するといいでしょう。
句点は終わり、読点は区切りを意味するため
句読点の読点「、」は区切り、句点「。」は終わりを意味するものです。
そのため、年賀状で句読点を用いると、新年というおめでたいことに区切りや終わりを連想させてしまい、縁起が悪いとされています。
いわゆる「ゲン担ぎ」の一種ではありますが、年賀状ではその慣習が根強く残っているため、句読点の使用はNGとされているのです。
句読点をつけてしまった時の対処法
万が一年賀状で句読点をつけてしまった時には、残念ながら新しく書き直しましょう。修正ペンや修正液を用いるのはNGです。たとえわずかな修正であっても、必ず書き直すようにしましょう。
なお、書き損じや印刷ミスをしてしまった年賀状は、年賀はがきを販売している期間内であれば、全国の郵便局で新品の年賀はがきと交換可能です。1枚あたり5円の手数料がかかりますが、新たに買い直すよりはるかに安いので、必要に応じて利用しましょう。
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ボールペンで年賀状を書くのはNG!?
ボールペンで年賀状を書くのは、基本的にNGとされています。理由はお祝い事には毛筆などのような太くて力強い字の方が受け取った側の印象が良く、ボールペンの細い字では、新年のお祝いとして送る年賀状には適していないからです。また、ボールペンは相手に事務的な印象を与えてしまう可能性もあります。
そのため、年賀状は筆ペンや油性のフェルトペンで書くのが望ましいですが、ボールペンが絶対にNGというわけではありません。ボールペンであっても印字だけの年賀状よりは、印象が良くなるので、筆ペンや油性のフェルトペンに慣れていない場合にボールペンで代用しても問題はないでしょう。
知らない間に著作権を侵害!?
キャラクターや芸能人などの写真を合成して年賀状に使う場合には、事前にその著作権者の了解を得ていないと、著作権違反の恐れがあります。なぜなら年賀状で同じ画像を複数の人に送ることは著作物を配布する行為にあたり、私的な使用とはみなされないため。また、キャラクターや芸能人などの画像を編集したり、家族が写っている写真と合成したりするとことも著作権の侵害にあたる可能性があります。
キャラクターを用いた年賀状を作成したい場合には、著作権者を調べて事前に了解を得る必要がありますが、個人レベルでは非現実的と言えます。その場合には、『カメラのキタムラ』を利用してみましょう。カメラのキタムラでは、ディズニーやサンリオなどのキャラクターと、自分のお気に入りの写真を組み合わせた年賀状を安心して作成できます。
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マナーを守って、相手に喜ばれる年賀状を
年賀状は新年の挨拶だけでなく、遠方の人ともコミュニケーションが取れるいい機会でもあります。それだけにマナーを正しく守って、受け取った相手から喜ばれる年賀状の作成を心掛けましょう。
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