年賀状はいつまでに出せば元旦に間に合うのでしょうか。この記事では受付が始まる時期や、受付期間中に投函が間に合わない場合の対応も合わせて紹介します!また、年賀状はいつまで出せるのかや、年賀はがきはいつまで販売しているかなども解説します。年賀状を確実に元旦に届けたいという方はぜひ見ていきましょう。
目次
年賀状の受付はいつから?
年賀状の受付は、毎年12月15日からです。 |
12月15日より早く投函すると、通常のはがき扱いとなり年内に届いてしまうため注意しましょう。また、15日以降であっても普通のはがきや私製はがきを使用して「年賀」の朱書きをしないと、やはり年内に届いてしまうため気をつけてください。
元旦に年賀状を届けるために、年賀状の準備自体を早めに始めるのに越したことはありません。印刷ミスや住所変更など、万が一のトラブルが発生しても対応できます。
今年も12月15日から年賀状の受付が始まるため、余裕を持って準備を始めましょう。
年賀状の受付はいつまで?何時まで?
年賀状を出す期間 | 年賀状が届く期間 | 受取り手の評価 |
~12/14 | 年内(~12/31) | × |
12/15 ~ 12/25 | 元旦(1/1) | ◎ |
12/26 ~ 12/28 | 三が日(1/1~1/3) | 〇 |
12/29 ~ 1/5 | 松の内(1/1~1/7) | △ |
1/6~ | 寒中見舞い期間(1/8~2/4) | × |
元旦に年賀状を届けたい場合、年賀状を出す期間は12月15日~12月25日です。最終取集時間までに郵便局の窓口かポストに投函しましょう。最終収集時間はポストによって異なるため不安な場合は郵便局の窓口へ持ち込むと安心です。
12月25日を過ぎた場合でも送り先が同県や隣県など近い場合は、元旦に間に合うこともあります。12月28日に出して元旦に届くケースもありますが、例外的で確実とはいえません。確実に元日に届けたいのであれば、12月25日までに投函しましょう。
また、年賀状を12月25日までに投函しても、不備があると元旦に届けられないケースもあります。投函する前に、住所や氏名などの不備がないか必ず確認しましょう
年賀状の返信はいつまでにするべき?
年賀状の返信はできるだけ早く出すのがマナーです。 |
年賀状が届いたことに気づいた時点ですぐ返信しましょう。1月1日から1月7日までを指す「松の内」までに返事が届くのが理想的です。
日本郵便も年賀状の取り扱いを1月7日までと定めています(7日以降に出しても届けてもらえないわけではありません)。
また、1月2日・土日・祝日は郵便物の配達が行われていませんので注意してください。
2025年は1月4日が土曜日、1月5日が日曜日です。
1月7日までに年賀状を相手に届けられない場合は、寒中見舞いとして返信する
年賀状の返信が1月7日までに間に合わないときは、寒中見舞いとして返信するのがよいでしょう。寒中見舞いは、寒さが厳しい時期に相手の健康を気遣う挨拶状です。一般的には松の内が明けた1月8日以降から、立春の前日である2月3日頃までの間に送ります。
年賀状の期限である1月7日を過ぎてしまったときでも、寒中見舞いとして返信することで挨拶や感謝の気持ちを伝えることができます。寒中見舞いで返信する場合は、年賀状が遅れてしまったお詫びを一言添えるとよいでしょう。
【注意点】地域によって年賀状の返信期限が異なるため、相手の地域に合わせよう
年賀状の返信を1月7日までではなく、1月15日までとしている地域もあります。地域ごとに独自のマナーや習慣があるため、ほかの地域に住む方と年賀状のやりとりをする場合は、相手の地域の習慣やマナーに合わせましょう。
1月7日までに投函される年賀状は、郵便局の作業効率化のため、通常の年賀状と同様に消印は押されません。しかし、1月8日以降に投函される年賀状は消印が押されるため、消印を付けたくない方はできるだけ早めに投函するのがおすすめです。
年賀状を送る際の注意点とマナー
・目上の方や取引先の方への年賀状は、元旦に届くようにする ・1月2日以降に届く年賀状には「元日」「元旦」を書かない ・年賀状を出していない人から届いたらなるべく早く返信する ・年賀状の送り先を控えておき、重複して出さないようにする ・寒中見舞いに年賀はがきは使わない ・メールで返信しない |
年賀状を送る際に、相手に失礼にあたらないよう押さえておきたいマナーや注意点があります。特に重要なものを6点解説します。
目上の方や取引先の方への年賀状は、元旦に届くようにする
年賀状には、「日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを込めて、新年のごあいさつをする」という意味があります。新年のごあいさつは基本的に1月1日の朝(元旦)に行われるのがしきたりでありマナーです。
そのため、特に目上の方や取引先に年賀状を送る場合は元旦に届くように投函しましょう。
1月2日以降に届く年賀状には「元日」「元旦」を書かない
元日は1月1日を、元旦は1月1日の朝を表す言葉です。1月1日に届いた年賀状に返信するときは、1月2日以降に相手の手元に届くため「元日」や「元旦」の言葉を書かないのがマナーとされています。
代わりに「令和◯年正月」や「令和◯年初春」などの文言を使うとよいでしょう。あらかじめ印刷された年賀状を使う場合は「元日」や「元旦」と書かれていないかを忘れずに確認してください。
年賀状を出していない人から届いたらなるべく早く返信する
自分が年賀状を送っていない相手から年賀状が届いたら、できるだけ早く返信しましょう。返信しないと失礼にあたりますが、返信が遅い場合も「配慮が足りない」「失礼」といった印象を与えてしまいます。
あらかじめ返信用の年賀状を用意しておくと、予想外の人から年賀状が届いたときも安心です。返信が1月7日に間に合わない場合は、年賀状を出せなかったお詫びの文章を添えて寒中見舞いを出すのがよいでしょう。
年賀状の送り先を控えておき、重複して出さないようにする
年賀状を重複して出すのは避けたいものです。同じ相手に何度も送るのを防ぐために、送った先を確認できる宛名一覧(チェックリスト等)を作っておきます。
お店に年賀状印刷を依頼する、もしくは年賀状ソフトで印刷する場合は、宛名一覧で簡単に送り先を確認できるので便利です。
寒中見舞いに年賀はがきは使わない
寒中見舞いに年賀はがきを使うのは失礼にあたります。通常はがきや私製はがきを使いましょう。
寒中見舞いとして送れる通常はがきは郵便局やスーパー、文具店、コンビニ、インターネット通販などで購入可能です。1月中であれば寒中見舞い用のデザインも豊富に出回っています。
届いた年賀状にメールで返信しない
自分が出していない相手から年賀状を受け取った場合、メールで返信するのは避けてください。メールでの返信だと「手を抜いている」ととらえられる場合があります。
はがきの年賀状を受け取ったら、必ずはがきの年賀状で返信しましょう。メールは手軽で便利ですが、年賀状を出すことでより丁寧に感謝の気持ちを伝えられます。
年賀状を遅れて出す際、失礼にあたらない文例は?
やむを得ず、年賀状を遅れて出すことになるケースもあるでしょう。その場合、相手にどのような印象を与えるか、より一層注意深くなる必要があります。
ここでは、年賀状が遅れた場合も相手に悪い印象を与えないために、実際に使える文例を紹介します。まず、書くときの大きなポイントは以下の2点です。
- 新年の挨拶の後に、相手の年賀状に対するお礼を伝える
- 三が日を過ぎる場合は、遅れたお詫びを添える
以下で、具体的な文例を見ていきましょう。
【年賀状を遅れて出す場合】友人・親族向けの文例
あけましておめでとうございます お気持ちのこもった年賀状をいただきありがとうございました 年末年始は日本を不在にしており、新年のご挨拶が遅れてしまい誠に申し訳ありません 旧年中は大変お世話になりました 寒い日が続いておりますのでくれぐれもお体をご自愛ください 本年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます |
【年賀状を遅れて出す場合】目上の方向けの文例
あけましておめでとうございます お心のこもった年賀状をいただき誠にありがとうございました このたびは年末の慌ただしさにまぎれご挨拶が遅れましたことをお詫び申し上げます 旧年中は大変お世話になり厚く御礼申し上げます 本年も変わらぬご指導をよろしくお願い申し上げます |
返信でお詫びを伝える際は相手に「自分だけに出し忘れていた」と思われないための配慮が必要です。遅れてしまった理由や事情を簡潔に添えるとよいでしょう。
以下の記事では、年賀状を出せなかったお詫びを伝えるタイミングや、ビジネスシーンでの文例など、さらに具体的に解説しております。
年賀状が遅れてしまったお詫びについて、さらに詳しいマナーを確認しよう!
年賀状への返信を寒中見舞いとして送る際の文例
年賀状の返信が松の内(1月7日まで)を過ぎてしまう場合、寒中見舞いとして送るのが一般的です。年賀状の返信を寒中見舞いで送る際の文例を紹介します。
寒中見舞いは1月8日~2月3日ごろまで送れますが、さらに過ぎる場合は「余寒見舞い(2月末まで)」で出すケースもあります。
【寒中見舞いで返信する場合】友人・親族向けの文例
寒中お見舞い申し上げます 心のこもった年賀のご挨拶ありがとうございました 年末年始は実家に帰省しており挨拶が遅れてしまい申し訳ありませんでした。 しばらくは寒さが続くようですので どうかくれぐれも自愛ください 本年もよい年になりますようお祈り申し上げます |
【寒中見舞いで返信する場合】目上の方向けの文例
寒中お見舞い申し上げます 年頭にはご丁寧な年賀状をお送りいただきましてありがとうございました 海外出張で長期不在にしておりご挨拶が遅れましたことを深くお詫び申し上げます まだまだ寒い日が続いておりますのでくれぐれもお体をご自愛ください 本年も変わらぬご指導ご鞭撻の程お願い申し上げます |
流れは年賀状での返信と同じです。寒中見舞いの挨拶を述べ、後に年賀状をいただいた感謝の気持ちを伝えましょう。最後に、寒い時期に相手を気遣う内容を入れます。
年賀状を元旦に届けるための準備のポイント
「年賀状が元旦に間に合わない」と毎年急いで準備する方もいるでしょう。ここでは、年賀状を元旦に届けるための、準備のポイントを解説します。
早めにスケジュールを立てる
年賀状を元旦に届けるためには、計画的に準備することが重要です。年賀状作成には大きく3つの作業があります。
- 宛名リストの作成
- ハガキ裏のデザインやメッセージの作成
- ハガキ表の記入
宛名リストの作成は最も早く取りかかることができる作業です。年賀状が販売される11月1日までに作成しておくとよいでしょう。
また、12月の上旬にはデザインを完成させておくとスムーズです。12月15日に年賀状の受付が始まるため、余裕を持って印刷に取り掛かれるようにしましょう。
宛名印刷サービスを利用する
作成する年賀状の枚数が多い場合は、宛名印刷サービスを利用すると手間が少なくなるでしょう。手書きで宛名を書くのは時間がかかるだけでなく、誤字脱字などのミスが発生しやすいです。宛名印刷サービスを利用すれば、美しくかつ正確に宛名を記入できます。
多くの事業者が印刷サービスを提供しており、簡単な操作で利用できます。忙しい年末に年賀状の準備を効率化するためにも、利用を検討しましょう。
年賀状はいつまで販売している?
11月1日から翌年の1月10日ごろまで販売される |
一般に「年賀はがき」と呼ばれる「お年玉付き年賀状」は、例年11月1日から翌年の1月10日ごろまで販売されています。
実際に、2024年の年賀状は2023年11月1日から2024年1月10日まで販売されたため、今年も同様のスケジュールと考えられます。
販売場所は全国の郵便局の窓口、コンビニエンスストアなどです。
年賀状は12月15日から受付スタート!25日までに投函しよう
年賀状を元旦に届けたい場合は、遅くとも12月25日までに投函しましょう。年賀状の受付が始まるのは例年12月15日からなので、心配な人は15日~20日ごろに完成させるのを目標に年賀状作成を進めるとよいですね。
年賀状を出さなかった人から年賀状が届いたとき、返信は少しでも早く出すのがマナーです。また、年賀状が届くのが三が日を過ぎそうな場合は、遅れるとに対する謝罪を一言添えるのがよいでしょう。
年賀状は準備に時間がかかるため、計画的に準備を進めるのがポイントです。作成する年賀状の枚数が多い方、年賀状の準備が遅れてしまっている方は、業者の印刷サービスを利用すると準備がスムーズに進みやすいでしょう。
昨年の年賀状を持っていくだけ!忙しい12月は「ラクラク年賀状」がおすすめ
カメラのキタムラでは「ラクラク年賀状」と題して、宛名書きの作成・印刷~年賀状の絵柄印刷までを一貫して行なうサービスを実施しております!
やり方は簡単。昨年もらった年賀状をお近くのカメラのキタムラのお店に持ち込むだけ!
持ち込んでいただいた年賀状から宛名データ作成→宛名印刷→絵柄印刷と、最短2日程度で年賀状作成が可能です。
絵柄だけでなくて宛名も一緒に印刷するから、面倒な手書きの宛名書きも不要。
お店に任せておくだけでとても楽ちんです♪
あとはご自身のお好きなタイミングで投函するだけ!
何かと忙しい12月。年賀状をゆっくり書く暇のないあなたにぴったりの「ラクラク年賀状」をぜひご活用ください!