毎年の恒例行事である、年賀状作り。お子さんのいるご家庭では、子どもと一緒に年賀状を手作りしてみてはいかがでしょうか。本記事では、子どもと一緒に楽しむ手作り年賀状のアイデアを5つご紹介します。基本的な年賀状のルールも解説するので、子どもの学びのきっかけを作りながら、成長を感じられる個性的な年賀状を手作りしてみましょう。
目次
子どもと年賀状を手作りする魅力とは?
年賀状とは、普段なかなか会えない人や、日頃お世話になっている人へ新年の挨拶をするための伝統的行事の1つです。
子どもと手作りする年賀状には、感謝の気持ちを伝えられるだけでなく、形式的な年賀状では表現できない温かみや個性も表現できるなど、さまざまな魅力があります。
そのほか、子どもと一緒に年賀状を作るメリットには、以下の3つが挙げられます。
・子どもの成長を伝えられる ・子どもの学びにつながる ・家族のコミュニケーションが楽しめる |
子どもと一緒に年賀状を作ることで、年賀状の意味や工作の楽しさ、郵送のルールなどを教えられます。年賀状の色合いやデザインを考えることで、家族同士のコミュニケーションも楽しめるでしょう。
また、年賀状を受け取った側にとっても、子どもの成長を実感できるのは嬉しいものです。とくに祖父母や親せき、学校の先生などに出す場合は、手作りの年賀状が喜ばれるでしょう。
【2025巳年】子どもと楽しむ手作り年賀状のアイデア5選
子どもと一緒に楽しめる手作り年賀状のアイデアを、子どもの年齢に分けて5つご紹介します。これらを参考に、子ども自身のオリジナルをおり混ぜて、素敵な年賀状を作ってみてください。
【赤ちゃん】巳の形に!手形・足形アート
赤ちゃんと一緒に年賀状を作る場合、手形や足形を紙に押し当てて作るスタンプアートがおすすめです。簡単に可愛らしい年賀状が完成するだけでなく、子どもの成長の記録としても大切に残したい年賀状になるでしょう。
また、絵の具の色を変えてカラフルに仕上げる、少し手を加えてキャラクターデザインにするといった工夫もできます。そのほか、2025年の干支である巳の形にアレンジしてみるのもよいかもしれません。
子どもの成長を、可愛い年賀状に収めてみてはいかがでしょうか。
【年少児さん】指アート・野菜スタンプ
指アートは、指を自由に使ってイラストを描くものです。年少児くらいになると、指先に絵の具を付けてあげることで、簡単な絵を描くことができます。子どもの好きな色で、その子にとっての巳を描いてもらうのもよいでしょう。
また、指アートだけでなく、野菜スタンプもおすすめです。野菜の断面を切ってスタンプとして使います。
レンコンやオクラなど、大小さまざまな野菜を使って、綺麗な模様を描けます。簡単に可愛いスタンプが作れるため、年少児さんにぴったりでしょう。
【年中児さん】シール・ちぎり絵
年中児になると指先が発達し、物を摘むなど細かい作業ができ始めます。シールを貼るのも良いですし、紙をちぎって張り合わせるちぎり絵などもおすすめです。指先で行う作業は、子どもの発達や成長にも良い影響が期待できます。
お父さんお母さんが下絵を描き、その中に色とりどりの紙を貼ってもらうのもよいでしょう。マスキングテープで縁取れば、より華やかなデザインに仕上がります。
【年長児さん】お絵描き・ステンシル
年長児にもなると、さらに凝った年賀状作りができます。クレヨンや色鉛筆などで自分の好きな絵を描いてもらえば、より個性豊かな年賀状になるでしょう。
その方法の一つとして、ステンシルという方法があります。ステンシルとは、型紙を使って文字や模様を作るアートです。簡単に綺麗な模様や文字を描くことができるため、親子でどんなデザインにするか相談しながら進めると、さらに楽しい時間になるでしょう。
【小学生】手書きメッセージ
小学生以上なら、手書きのメッセージを添えた年賀状もよいでしょう。子ども自身が新年の挨拶を書くことで、より心のこもった年賀状が完成します。
幼い頃から知っている相手は、手書きメッセージにより子どもの成長を実感できるため、嬉しい年賀状になるのではないでしょうか。
また、手書きのメッセージを書くことで、年賀状という伝統行事に関心を持つきっかけにもなります。どんな言葉を使うのか、どんな内容にするのかを親子で相談してみましょう。
子どもに教えてあげたい!年賀状を書くときの基本ルール
小学生以上の子どもであれば、相手に礼儀正しさが伝わるように、また子ども自身の成長のために、年賀状を書くときのルールを教えてあげるのがよいでしょう。子どもに教えたい年賀状の基本的なマナーは、以下を参考にしてみてください。
宛名の書き方ルール
宛名は、年賀状の第一印象を決める重要なポイントです。宛名を書くうえで、いくつか基本的マナーがあります。
・相手の名前に「様」や「先生」などの敬称をつける ・住所は省略せず正式名称で書く ・基本は縦書きだが、横書きでも問題ない |
新年の挨拶と日頃の感謝を相手に伝えるために、基本的なルールを押さえることが大切です。
メッセージの書き方ルール
メッセージを書く際、書く順番に気をつけましょう。メッセージは以下の順番で構成されるのが基本です。
1.賀詞:「あけましておめでとうございます」「新年おめでとうございます」など 2.本文:「昨年はお世話になりました」「今年は○○ができるようにがんばります」など 3.結び:「今年もよろしくお願いします」「健康で幸せな一年をお過ごしください」など 4.年号:「令和○○年 元旦」 |
まず、冒頭には新年の挨拶を入れます。その後の本文では、相手への感謝や近況報告、今年の抱負などを簡潔に書くとよいでしょう。
最後に結びとして、相手の健康や幸せを祈る言葉を添えることで、相手への思いやりや気遣いを伝えることができます。
また、一月一日に届く場合、年号は「元旦」と書きます。「一月一日 元旦」と書かないように注意しましょう。
親が手伝ってあげるのもよいですが、できるだけ子どもに自分の言葉で表現させることも大切です。
敬語の使い分けルール
年賀状において、敬語の使い分けも重要です。目上の人やあまり親しくない相手には、尊敬語を使えるとよいでしょう。
一方、友達など親しい相手には日常的に使われる丁寧語が適しています。
子どもが年賀状を書く際にも、相手に応じた言葉遣いを教えることで、子どもにとって学びのきっかけになるでしょう。
子どもと一緒に、楽しい年賀状作りをしよう
子どもと一緒に年賀状を手作りすることで、子どもの学びのきっかけを作ったり、家族間のコミュニケーションを深めたりすることができます。
また、受け取り手は子どもの成長を実感できるため、祖父母や親せきなどに送る年賀状は手作りすると喜ばれるでしょう。
この記事では手作り年賀状のアイデアを、子どもの年齢別に5つご紹介しました。ぜひお子さまと一緒に、オリジナリティあふれる年賀状を作ってみてください。
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