年賀状特集第4弾‼ 2022年年賀状のこだわりの一つである宛名印刷のフォント。
こだわりポイントと宛名印刷の豆知識について、キタムラ年賀状担当者の飯川さんにお話をお伺いしました。

年賀状の宛名面を印刷するときに適したフォントとは?

2021年の年賀状では「宛名印刷」にこだわっています。
宛名のデータ化をする、宛名同時印刷ができるということだけではなく「印刷される宛名の美しさ」にもこだわりました。

年賀状の宛名は手書きで書くことを好まれる方も多いので、より手書きに近い毛筆フォントでの宛名印刷ができないかと考えました。
そこで、国内主要年賀状ソフトの「筆まめ」で人気の書体である流麗行書体をキタムラでも使えるようにいたました。
こちらの方がより筆に近い書体になりますので、手書きの筆文字の味わいが出せる、そんな美しい宛名印刷を提供できるようこだわりました。

こちらは「筆まめ」を除くと、キタムラ年賀状でのみ使用できるフォントとなりますので、手書き風の書体を好まれるお客様にはぜひご利用いただきたいと考えております。

連名の時の書き方は何に気を付けるべき?

まず家族や夫婦宛ての場合ですが、複数の名前を連名で書く場合は、必ずすべての名前に「様」を付けます。
家族の代表者以外の名前を書かない場合は、代表者の名前に「様」付けし、左脇に「ご家族の皆様」「ご一同様」など付けるのが良いですね。

ビジネス上で社名や部署名と相手の名前を併記する際は、社名や部署名には敬称は付けず、個人名の下に「様」を付けます。
会社宛て、部署宛てのみの場合は「様」ではなく「御中」を付けて、社名も「(株)」と略せずに、「株式会社」とするのがマナーですね。

また、ビジネス上で年賀状を送る際には賀詞の表現にも気を付ける必要があります。
賀詞とは「明けましておめでとうございます」、「賀正」、「謹賀新年」など、年賀状の始めに来る言葉のことです。
目上の人に送る場合、「謹んで」や「恭しく」などの謙譲表現を使った賀詞を用いるのがマナーです。敬語を含まない二字の賀詞ではなく「謹賀新年」、「恭賀新年」、「謹んで新年のお慶びを申し上げます」などを使うことがおすすめです。ちなみに「明けましておめでとうございます」は特に目上目下関係なく、誰に対しても失礼の無い言い回しですので、使用していただいて問題ありません。

カメラのキタムラでは、さまざまな業種向けのビジネス・営業向け年賀状デザインをご用意していますのでぜひお気軽にご利用いただければと思います

宛名書きについてのマナー

年賀状の宛名は、漢字や敬称などに間違いが無いようにすることと、全体の文字のバランスが大切です。

住所の文字

  • 大きさは宛名よりも小さく
  • 宛名よりも高い位置からスタートする
  • 都道府県名は省略しても届きますが、マナーを考えると省略はNG
  • マンション名の前では改行する
    ※改行後は一文字下げて始めるか、住所表記と下揃えにすると、全体の見た目としてバランスがとれます
  • 差出人表記は、宛名や宛先住所よりも小さな字で書く
  • 長い住所でも差出人側の郵便番号のボックス幅内に名前住所とも収める

※裏面本文末尾に住所と名前を表記する場合は、宛名面には差出人名と住所を書かなくても失礼にはあたりません

年賀状の宛名

  • 一般的に目上の人に出す場合横書きはマナー違反とされているので、ビジネスで付き合いのある上司や取引先の方には縦書きで宛名を書く
  • しきたりを重んじる方や年配の方も縦書きが無難
  • 表裏がきちんと統一されているか(裏面本文が横書きの場合は、宛名も横書きに揃えるのもマナーのひとつ)
  • 番地などの数字は、縦書きの場合は漢数字を、横書きの場合は算用数字を使用する

キタムラでは今ご紹介したような「漢字間違いのない、バランスの良い宛名」をご提供できるよう毎年宛名印刷の開発にこだわっています。
完全網羅とまではいきませんが旧字体や旧かなづかいの苗字にも対応し、文字の配置も最も美しく見えるようこだわっています。

今年はそこに、「手書きの味わいが感じられるフォント」を追加しました。
デザインのみではなく宛名印刷にもこだわった2022年のキタムラ年賀状、ぜひお試しいただければと思います

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